モラハラ夫との離婚に際して考えたいのは、婚姻費用と養育費の取り決めです。
モラハラ夫は、あなたに1円たりとも払いたくないと思っています。
巧みな話術で、それらしい理由をつけようとしてきますが、少し考えれば、理屈が通っていないことがよくわかります。
無責任極まりないのがモラハラ夫。モラハラ夫は、何とか責任から逃れたいのです。
言い負かすのは、モラハラ夫の得意分野ですが、離婚に伴う費用の取り決めについて、あなたが譲る必要は一切ありません。
モラハラ夫を相手に、どのように進めていけば良いのかを考えていきましょう。
モラハラ夫の心理
モラハラ夫は、とにかくあなたにお金を渡したくありません。
それが、婚姻費用・養育費であっても、どうにかして支払わない方法を模索しています。
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逃げるために色々調べ、その上でも、自分が支払えると思う金額までしか、支払おうとしないことでしょう。
調停員にさえ、独自の見解を押し通すさまは、滑稽としか言いようがありません。
しかし、逃がさないでください。
大人の人間である以上、結婚や子育てに対しては、責任をとらなければならないのです。
自分の行動の責任は、自分でとってもらいましょう。
調停
まともに協議できるモラハラ夫がいれば、話は別ですが、おそらくモラハラ夫は口先だけであなたを丸め込もうとしてくることでしょう。
まず、モラハラ夫が提示してくる金額を聞いてみましょう。
もし、算定表より低いのであれば、調停を申し立てましょう。
遠慮することはありません。
調停を申し立てても、もし辞めたくなれば、取り下げても良いのです。
裁判所に赴いて調停をするとなると、尻込みしてしまうものですが、特に法律的な難しい話が出てくるわけでもありません。
手続きがわからなければ、裁判所に電話する、もしくは直接行けば、教えてもらえます。
必要経費も3000円程度です。
調停は、あくまで第三者が入った当事者間の話し合いです。
モラハラ夫とあなたが二人で話しても、話し合いが進展する見込みは、おそらく、ないでしょう。
もしあなたが譲らなければ終結しないような話し合いなのであれば、調停にした方が余程良い結果に終わると思われます。
また、弁護士をつけずに調停に臨むのであれば、調停の場で出された条件をその場で飲まず、一旦持ち帰ることをおすすめします。
(※弁護士をつけている場合には弁護士の先生に相談するのが良いです。)
次回の調停までに、情報を調べ、他者に相談するなど、判断材料を増やしたうえで、よくよく検討しましょう。
もしモラハラ夫が譲らない場合、あなたも譲らなくて大丈夫です。
養育費は、今後の生活に大きく関わってきますので、徹底的に闘いましょう。
もし、調停で出された条件が不合理だと思うのであれば、不成立にしても良いのです。
不成立になれば、審判に移行することになります。
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審判
調停員が入ったところで、モラハラ夫は独自の見解を押し通します。
しかし、調停が不成立になれば、裁判官が入って審判に移行します。
婚姻費用・養育費は、算定表を基に、審判が下されることになります。
そうなれば、調停申し立て時に遡り、モラハラ夫は未払い分をまとめてあなたに支払わなくてはなりません。
権威に弱いモラハラ夫。弱い犬ほどよく吠えます。調停時、どれだけ吠えてきても、審判が下れば支払ってくる可能性は高いです。
調停証書は、強制力がありますので、もし支払わないようならば、差し押さえをしても良いです。
私の場合ですが、金額が定まるまで、あれこれ理由をつけては『支払えない』と主張していたモラハラ夫も、金額が定められてからは大人しく支払ってくるようになりました。
モラハラ夫にも、支払い能力はあるのです。心から、あなたにお金を支払いたくないだけなのです。
まとめ
責任を取りたくないモラハラ夫。
婚姻費用や養育費も、支払いたくないというのが本音です。
しかし、モラハラ夫も良い大人。
自分のしたことに対する責任は、自分で取ってもらうしかありません。
モラハラ夫と話し合いをしたところで、進展が見込めないようであれば、早めに調停に切り替えましょう。
調停の場で、第三者を挟んでもなお、往生際が悪いようならば、不成立にすることで、審判となり、およそ算定表通りの金額となることでしょう(それぞれの家庭の事情を考慮したうえで決定されます)。
今までは、何事もあなたが譲ってきたことだと思います。
でも、今回ばかりは、譲らないでください。
向き合えば向き合うほど時間がかかって面倒です。モラハラ夫の相手をするのは、調停員を介しても大変です。
あなたが折れれば、話が進むのは早いことでしょう。
しかし、お金の問題は、離婚後の生活を左右する重要な問題です。
調停の期間は辛いと思いますが、今後の生活のためにも、ひと踏ん張りできるところまで、闘ってみてください。
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自分の都合ばかり押し付けてくるモラハラ夫に、屈することはありません。
お読みいただき、ありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。