「シングルマザーで働かなきゃいけないけど、今の仕事は辞めたい・・・」
「でも、辞めた後の仕事が見つからない・・・」
「今のままで仕事がないなら、資格をとったら何か変わるかな・・・」
シングルマザーになると、自分で生活費を稼いで、家事や育児をひとりでこなして、日々忙しいですよね。
今の仕事を辞めたいのに、次の仕事が見つかりそうになくて、ストレスが大きいけれど次に進むことができない方も多いのではないでしょうか。
結論、資格をとれば転職活動がスムーズになるケースはあります。
特に、現在これといった資格を持っていないのであれば、資格を取得することで、転職の幅は大きく広がることでしょう。
ただし、選ぶ資格によっては、転職はできても給与が低い場合があり、選択する資格は慎重に選ぶ必要があります。
この記事では、シングルマザーの生活を安定させるためにおすすめの資格をご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
高等職業訓練促進給付金
シングルマザーは、資格取得に向けて『高等職業訓練促進給付金』を受けることができます。
これは、就職に有利な資格を取得するために、修業する期間(48カ月を上限)に毎月受けることができる給付金です。
対象資格の例としては、看護師・准看護師、介護福祉士、保育士、理学療法士、作業療法士、調理師、歯科衛生士、柔道整復師、理・美容師・社会福祉士・建築士、自動車整備士や、シスコシステムズ認定資格、LPI認定資格といったデジタル分野などの民間資格があります。
対象となる資格は多いですが、給与水準が低い職業を目指すと、せっかく努力して資格を取得しても生活が困窮してしまう可能性もあります。
目指す職業は慎重に選ぶようにしましょう。
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この給付金を活用して目指すことができる職業の中でおすすめの職業を、下記でご紹介していきたいと思います。
看護師
看護師は、病院やクリニックなどで、医師とともに患者さんのケアをする職業です。
シングルマザーとして生活していく上で、高水準の収入が見込むことができます。
看護師には、准看護師と正看護師がありますが、現場での業務としてはそれほど違いがないと言われています。
しかし、給与水準としては准看護師よりも正看護師の方が高い傾向にあります。
まずは准看護師をとって働いた後に正看護師を目指す方もいらっしゃるので、まず准看護師を目指すというのもひとつの手段です。
勉強時間としては、学校によりますが、正看護師の場合3~4年、准看護師の場合2年程度が目安です。
看護師として働く場合、夜勤が発生する場合があるので、夜勤をする場合にどのように対応するのかをきちんと考えておくと良いでしょう。
作業療法士
身体に障害を抱える人や身体が不自由な人に対して、日常生活動作の訓練や指導をするのが作業療法士です。
病院で働いているイメージのある作業療法士ですが、病院だけでなく、介護施設・福祉施設などにおいても活躍しています。
作業療法士として働く場合、夜勤がない勤務が多いため、夜勤が難しいシングルマザーでも無理なく働くことが可能です。
給与としても、医療職であるため高水準であることが多い職業です。
勉強時間としては、学校によりますが、おおよそ3~4年が目安です。
介護福祉士
介護福祉士は、病院や介護施設において、介護をする仕事です。
資格がなくても介護職に就くことはできますが、介護福祉士の資格を取得することにより、無資格よりも良い待遇で働くことが可能になります。
働きながら受験資格を得る場合には、介護福祉士実務者研修を修了し、かつ実務経験3年以上が必要となります。
また、介護福祉士として5年以上の経験を積むことにより、ケアマネジャーの受験資格を得ることができます。
ケアマネジャーとなれば、介護福祉士としての収入よりも高い収入を得ることも可能です。
自立支援教育訓練給付金
シングルマザーが、就職につながる能力開発のために受講した教育訓練鋼材の受講料を助成する給付金です。
対象となる講座は、雇用保険教育訓練給付金制度の指定講座です。
輸送・機械運転関係/情報関係/専門的サービス関係/事務関係/医療・社会福祉・保健衛生関係/営業・販売関係/技術関係/製造関係/大学・専門学校の講座関係など、多岐にわたる講座があります。
この給付金を活用して取得できるおすすめの資格を紹介していきます。
中小企業診断士
企業の経営課題や成長戦略においての診断・助言を行う経営コンサルタントとして、国が認める唯一の国家資格です。
難易度が高く、勉強時間としては数年程度かかることも考えられますが、将来的に独立開業を狙うことができるなど、得られるリターンも大きい資格です。
社会保険労務士
社会保険や労働関連の法律に精通した国家資格で、人材に関する専門家です。
企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務の内容は広範囲にわたります。
こちらも勉強時間としては数年程度かかることが考えられ、難易度は高いのですが、企業勤務や独立開業など、働き方の選択肢が広がるため人気のある資格です。
行政書士
行政書士は、官公署に提出する書類の作成や、書類の申請代行、顧客からの相談に乗るなど、幅広く活躍する職業です。
資格取得の難易度は高く、勉強時間は数年かかる可能性があります。
しかし、八士業(行政書士の他、弁護士、弁理士、税理士、土地家屋調査士、司法書士、社会保険労務士、海事代理士)のうちでは、比較的難易度が低い士業と言えます。
行政書士も、将来的に独立開業を目指すことができる職種です。
まとめ
今回は、今の仕事を辞めたいけどいい仕事が見つからないシングルマザーに向けて、給付金を活用しながら取得できるおすすめの資格をご紹介しました。
ひとり親家庭の貧困率は約5割と言われています。
将来を見据えて資格を取得することで、今後の働き方や収入が大きく変わる可能性があります。
ご紹介した資格以外にも、さまざまな資格が対象となっていますので、まずはご自分の興味のある講座があるかどうか見てみてくださいね。