モラハラ夫との離婚を考えたときに気になるのは、『もし、離婚した際にモラハラ夫はどのような心理になり、どのような行動に出るのか?』ということです。
モラハラをする人間というのは、プログラムされたように同じような言動をする生き物です。
今回は、私の経験を参考にお伝えしますので、ご自分の状況と照らし合わせながらお読みいただけたらと思います。
執着する
モラハラ夫は、あなたを傷つけることで精神を保っています。
そのため、虐待するターゲットがいなくなる、というのは、精神的に辛いものです。
あなたが離れていかないために、モラハラ夫は自分に考え得る限りの手を尽くします。
しかしそれでも離婚に至った場合には、養育費や面会交流を盾に、あなたに近寄ってくることが考えられます。
モラハラ夫に愛はありません。それは、子どもに対しても、同様です。
しかし、あなたを困らせたい、あなたを傷つけたい、という気持ちは強くありますので、面会交流を主張してくる可能性は大いにあります。
そして、世間体を気にするモラハラ夫は、自分が父親として周りの目にどう映るのかを気にします。
養育費や面会交流については慎重に取り決めをしたいですね。
ちなみに私の場合、少し特殊な例になると思いますが、モラハラ夫は面会交流を主張してきませんでした。
その代わり、共通の知人たちに『わが子に会わせてもらえない可哀想な被害者』として演技を続けているようです。
私は共通の知人たちとは基本的に連絡をとるのを辞めた(少数を除く)ので、大きな影響はありませんが、連絡をとらないわけにいかない場合などは、今後の周囲との関係性などについても考えておいた方が良さそうです。
別のターゲットを見つける
私の元夫の場合には、私との離婚後、早々に別のターゲットを見つけたようです。
別居して離婚を争っていたので、もしかしたら、重なっている時期があったのかもしれません。
つまり、私の場合、離婚前はモラハラ夫から執着されていましたが、離婚後は意外とあっさり離れてくれたということです。
別のターゲットを見つけたことは、SNS経由で知った知人から教えてもらいました。
私が共通の知人たちに何も話していないにもかかわらず、モラハラ夫の一連の行動を見た共通の知人たちは、モラハラ夫に対しての信頼を少しずつ失いつつあるようです。
現在のターゲットがどのような人物か、私は知りませんが、おそらくあのモラハラ夫と人生を添い遂げることは、不可能だろうと予想しています。
現在のターゲットと別れるようなことになれば、共通の知人たちも何となく、感じるものがあることと思います。
もし再婚や離婚を繰り返すことになれば、ますます周囲からの不信感は、募る一方でしょう。
このように、モラハラ夫がどれほど自分の正当性を主張したところで、周りの人間も、徐々に勘付いていくようです。
経済的に困窮する
現在のモラハラ夫の懐事情を、私は知る由もありません。
しかし、金遣いの荒さはそう簡単に治るものではありませんし、本人が現状を自覚し、危惧しないことには、どうしようもないものです。
すでに莫大な借金を抱えているモラハラ夫。
おそらく、新たなターゲットをうまく言いくるめて、どうにかこうにかやりくりしていることでしょう。
しかし、私と争いになったように、今後どのようなトラブルを起こすか、わかったものではありません。
もしモラハラ夫に有責性が認められれば、更なる支払いが生まれる可能性だって、大いにあります。
モラハラ夫が心を入れ替えでもしない限り、今後モラハラ夫が経済的に回復していく兆しは、まるでないように感じます。
まとめ
モラハラ夫には、精神的・経済的な支えになるターゲットが必要です。
あなたの代わりになるターゲットがいない間は、あなたを逃すまいと、あなたに執着することでしょう。
しかし、代わりのターゲットを見つければ、意外とすんなり乗り換えます。
ただし、その代わりのターゲットが、いつモラハラ夫を見限るかわかりません。
モラハラ夫の一連の行動を見ている周囲の人間も、モラハラ夫の人間性を見て、少しずつ心離れていきます。
最初は華やかで社交性があり、目立つタイプのモラハラ夫。
必然的に人を引き寄せますが、長く一緒にいると、それが友人・知人レベルであっても、心許して接し続けることは難しくなっていくようです。
離婚後数年でこのありさまですので、これからさらに事実が露呈していき、モラハラ夫の末路は、明るいものではないことでしょう。
最終的には、孤独で、誰にも頼ることができず、経済的にも困窮する未来になることが想像できますね。
そうなっても、得意の口車で、何とか新たなターゲットを探しつつ、生き延びるのかもしれませんが・・・
そのころには、あなたの方が、モラハラ夫のことが気にならない別次元の世界を見ているはずです。
【アドラー心理学】名著『嫌われる勇気』に学ぶモラハラ対処法 - モラハラ夫の心理編 -
お読みいただき、ありがとうございました。
参考にしていただけると幸いです。