【共依存】モラハラ夫婦が陥りがちな関係性とは? 

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メンタルヘルス
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モラハラとアルコール依存症には、ある共通点があります。

それが、『共依存』という概念です。

『共依存』とは、いったいどのようなものでしょうか。

自分自身が当てはまっていないか、ぜひ確認しながら読み進めていただければと思います。

共依存とは

共依存とは、自分と相手が、その関係性に過剰に依存していることを指します。

自分の問題と、相手の問題を分けることができず、依存されることに自己の価値を見出していくことになります。

無意識化なので、気づきにくいのですが、お互いその関係に依存していることから『共に依存する』と書いて『共依存』というのです。

アルコール依存症での共依存

例えばお酒をやめられない夫が、仕事の前日にもかかわらず深酒をし、翌朝二日酔いで起きてくることができない夫の代わりに、会社に連絡を入れる妻を、イネイブラーといいます。

夫を支えているつもりの妻ですが、結果的に夫の問題行動を助長していますよね。

夫に責任を取らせれば、夫は反省して、今後のことを考えるかもしれません。

つまり、妻は夫を支えているように見えて、実は夫の自立を妨げているのです。

そして、夫の尻ぬぐいをすることで、その行為に自分の価値を見出すようになっているのです。

『この人には、私がいなければ・・・』

『私が支えてあげなければ・・・』

と、一生懸命夫を支え、表面的には夫のアルコール依存に悩んでいる妻ですが、自分の行為こそが、夫の問題行動を助けているわけです。

モラハラでの共依存

アルコール依存症を例に、共依存について説明しましたが、何となく、モラハラを受けているあなたにも、当てはまる部分があったのではないでしょうか。

モラハラも、共依存の形をとりやすいのです。

モラハラ夫は、自分で責任を負うことを嫌います。

そしてモラハラ被害者は、他人の責任まで自分の責任に感じやすく、自分と他者の問題を線引きできないところがあります。

責任を負いたくないモラハラ夫と、人の責任まで無意識に自分の責任だと思い込むモラハラ被害者。

まるで、パズルがはまったような関係性です。この二者が揃ったとき、責任がどこへ向かうのか、おそらく予想がつくのではないでしょうか。

もちろん、モラハラ被害者が責任を負うことになりますよね。

しかし、モラハラ夫の行動の結果は、自分で責任をとってもらうことが大切です。

あなたがモラハラ夫の尻ぬぐいをする必要はありません。

モラハラ被害者は、自分が責任をとっている自覚がないこともあります。

これまでのモラハラ夫との日々を思い出し、モラハラ夫の問題行動に関して、尻ぬぐいをしたことがなかったか、振り返ってみましょう。

被害者の心理

『夫の問題行動に困っている妻』に見えるモラハラ被害者。

しかし、このときの被害者の心理というのは、モラハラ夫のことを助けることに自己の価値を見出し、モラハラ夫に依存している状態になっています。

あなたは、モラハラ夫の尻ぬぐいをするために生まれてきたわけではないはずです。

モラハラ夫の世話をしなくとも、あなたにはあなたの良さがあり、価値があるのです。

まずは、自分がモラハラ夫に依存していた事実と向き合うことから、始めましょう。

認めたくない気持ちもあるはずです。

一歩ずつ、一歩ずつ、今までのことを整理していくと、腑に落ちることが出てくると思います。

気づいて認めることで、自分の考え方の癖がわかり、生きやすさに繋がっていきます。

まとめ

今回は、『共依存』という概念について、お伝えしました。

私自身、無意識にモラハラ夫の尻ぬぐいをしていた過去があります。

私が離婚を決意し、モラハラ夫の尻ぬぐい役を辞めた瞬間、モラハラ夫は自分で取った行動の責任を、結果的に自分で取る羽目になり、自滅していきました。

そうなって初めて私は、今まで私がモラハラ夫の責任を負っていた事実に気が付いたのです。

モラハラ夫に蔑まれ、モラハラ夫を憎く感じながらも、私は『モラハラ夫のことを支えている』という自負に支えられて生きていたのだと思います。

そのまま生きていけば、私はモラハラ夫の人生の脇役に過ぎない人生を送っていたことでしょう。

人生、自分自身が主人公なのです。

自分の人生、もっと自分が好きなように生きましょう。

モラハラ被害者は、自分から見ると少しわがままに思えるくらいに行動して、丁度良いのです。

もっと自分らしく、自分の人生を楽しんでみませんか?

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お役立ていただければ幸いです。

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