「離婚調停は、弁護士をつけなくても闘えそうだ」
「お金がないから、自分で闘うしかない」
そんな風に思っていても、裁判所という慣れない場所での話し合いに、不安はつきものです。
相手に弁護士が付けば、なおさら不安は募る一方です。
そんなときに頼りになるのが、無料法律相談です。
今回は、無料法律相談をうまく活用して、調停を自分で闘い抜く方法をお伝えしたいと思います。
無料法律相談の相手・時間は?
無料法律相談の相手は、弁護士です。
だからこそ、法律の専門家としての見解を聞くことができ、とても参考になります。
相談時間としては、30分が一般的なようです。
中には、1時間相談できるなどの場もありますので、その法律相談の時間がどの程度なのか、事前に確認しておきましょう。
どこで相談先を探す?
無料法律相談がしたい場合には、
・お住いの市区町村、または近隣の市区町村(市報、または問い合わせ)
・社会福祉協議会(社協だより、または問い合わせ)
・法テラス(問い合わせ)
・男女共同参画センター(問い合わせ)
・法律事務所のホームページ
などから情報を得てみましょう。
何回相談できるの?
相談先それぞれに、だいたい1回の相談で完結します。
法律事務所での相談などでは、追加で相談したい場合に料金を支払えば相談できる場合もありますが、市の法律相談などは次の人が待っている状況なので、追加での相談はできません。
裏を返せば、色々な法律相談を活用すれば、それぞれに1回ずつしかできなくても、何回だって相談することが可能です。
労力は必要ですが、オンラインで相談できる場所、自宅から近い場所など、工夫すれば無料でたくさん相談することができます。
無料相談をうまく活用するには?
色々な法律相談を活用すれば何回でも相談はできますが、そのデメリットは、事情をその都度話さなければならないことです。
毎回違う弁護士に相談することになるので、短時間の間に自分の事情を説明し、質問したいことを質問する必要が出てきます。
私は、事情を説明するための資料や質問事項をまとめた紙を持参していました。
弁護士に会って、一から口頭で説明するよりも、サッと目を通してもらう方が早く状況を理解してもらうことができ、質問への答えが充実しやすくなります。
資料はパソコンで用意しておくと、その都度質問事項だけ書き換えて印刷することができるので、便利です。
弁護士に会う前には、自分でインターネット上で集められる範囲の情報を集め、それでもわからない点についてのみ質問をするようにしましょう。
質問は、聞きたい順番に並べて記載し、複数項目準備しておくと良いです。
仮にすべて聞き終わらなかったとしても、優先的に回答がほしいものから回答が得られるはずです。
どうしてもすべて聞きたい場合には、別の法律相談を活用しましょう。
反対にもし時間が余った場合、その場で質問を考えていては時間がもったいないです。
無料法律相談の時間は短いので、できる限り時間を有効に使うためにも、事前準備を怠らないようにしてください。
もし、市などの公共の場の法律相談で良い弁護士を見つけた場合には、名刺をもらっておきましょう。
後日その法律事務所に行けば、同じ弁護士に無料で法律相談ができるかもしれません(その事務所が無料法律相談を実施している場合)。
弁護士の見極め
無料法律相談は、無料で法律相談できるだけでなく、その弁護士の人柄や実力を見るチャンスでもあります。
数名の弁護士に会っているうちに、その弁護士それぞれの知識や経験の差や、態度の違いがわかるようになってきます。
調停を自分で乗り切れるとは限りません。途中から弁護士をつける可能性もあります。
また、調停不成立になれば、訴訟に移行する可能性もあります。
訴訟となれば弁護士をつける方も多いと思いますので、相談をしながら良さそうな弁護士の先生を見極めておきましょう。
のちに依頼をすることになった場合、弁護士探しがスムーズになります。
まとめ
今回は、無料法律相談の活用法についてお伝えしました。
30分と聞くと短く感じますが、事前準備をしておけば、たくさんの情報を得ることができます。
また、たくさん相談すればするほど、弁護士を見る目が養われ、良い弁護士に出会いやすくなります。
あなたの無料相談の時間が実り多きものになることを祈っています。
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参考になれば嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。