人とのかかわりの中で、何となく自分は大事にされていないと感じる。
日々仕事や家事に追われて時間がないのが、当然の日常。
自分の人生について考える余裕なんて、まるでない。
でも、何となく苦しくて、ふとしたときに漠然と、このままでいいのかな・・・と考えてしまうことがある。
上記のどれかに当てはまった方は、一度立ち止まって、自分の人生について考えてみませんか?
見えない鎖
あなたは、凝り固まった価値観で、生きていませんか?
まるで、見えない鎖で、縛られているように。
例えば、次のようなものです。
・私は主婦歴が長く、とてもまともに働くことはできないから、養ってもらうほかない。
・私を雇ってくれる会社は、今勤めている会社くらいしかないから、転職活動は無駄だ。
・結婚して、子どもを産んで、家を持つことが幸せなはずである。
・もう少し若ければ学びなおすこともできるけれど、今更遅いと思う。
・家や車を手放すなんて、もってのほかだ。
・資格をとったのだから、この資格で就職するしかない。
・この場所に住むしかない。
これらは、実際私自身が思っていたことや、私の周りでよく聞く意見です。
あなたも、上記にような価値観に基づき、『いまの状態を継続するために、もっともっと頑張らなければならない』と自分を追い込んではいないでしょうか。
これまで疑う余地もなく、その価値観で過ごしてきたのであれば、特に違和感を覚えることもないかもしれません。
常識を疑う
私たち現代人は、常に多忙を極め、考える暇をもちません。
そして、以前からあるような価値観を何となく信じ、それを常識だと思い込んでこれまで生きてきたわけです。
しかし、そのような価値観を、疑うことすらないからこそ、苦しい思いをしていながらも、その自分の心に気づいていない人たちが多いです。
本当に、その夫に養ってもらうことが必要ですか?
立派なこだわりの持ち家や、高級な車は、本当に必要なものでしょうか?
学びなおして、今の会社を飛び出すことは、不可能なのでしょうか?
絶対にそこに住まねばならない理由は何ですか?
当然だと思っているものは、当然のものではなく、むしろあなたを苦しめるものにすら、なり得ます。
しかし、人間はどうしても、現状維持をしようとします。
その方が、大きな勇気も必要なく、楽だからです。
あなたが「これしか方法がない」と思っているもの。思い込もうとしているもの。
それには、きっと他にも方法があるはずなのです。
凝り固まった価値観を手放し、自分の殻を破ると、人生が楽に、生きやすくなるかもしれません。
固定観念を手放す
あなたを苦しめている価値観、手放してみませんか?
あなたの人生は、あなた次第です。
他者は、あなたの人生の責任をとってはくれません。
何となく、心のどこかにしこりがあったのならば、これを機に、そのしこりと向き合ってください。
『もっと、もっと』と考えることによって、あまりの苦しさに耐え切れず、こころの病を患う人や、死を選んでしまう人もいます。
その場所が、全てではないのです。
方向転換することは、悪ではありません。
苦しいということは、その環境は、あなたにとって適切な場所ではなかった、というだけ。
自分にふさわしい場所を、探しましょう。
しかし「その場所がどこにあるかわからないから、一歩踏み出せない」という方も、多いことでしょう。
考える余裕のないところで考えても、結論は出ません。
苦しい場所から少し離れて、ゆっくり休んでみてください。
今まで見えなかったことが、少しずつ見えてくるかもしれません。
まとめ
今回は、HSP気質の方の苦しさと、その対処法についてお伝えしました。
つい、頑張りすぎてしまうあなた。
頑張りすぎず、肩の力を抜いて、楽に過ごしたいものです。
なにかに縛られ、なにかに追われる日々を過ごすことにより、大切なものを見失ってしまわないように。
そのために、自分が置かれた環境が、本当に絶対的なものなのかを、もう一度考えてみてくださいね。
『苦しい』という心の声は、あなたにとって人生の指標になり得るものです。
環境を変えるというのは、勇気のいることですが、手放すことでもっと楽に、幸せに生きることができるかもしれません。
【アドラー心理学】『幸せになる勇気』から学ぶ人生の選択 - モラハラ夫と添い遂げるのか -
お読みいただき、ありがとうございました。