人からなめられやすい、見下されやすい、利用されやすい。
モラハラ夫のもとから勇気を出して去ったはずなのに、会社、知人、家族からのハラスメントを受けていませんか?
モラハラ夫のモラハラが、ひどいものであればあるほど、被害者の感覚は麻痺していきます。
『あの頃に比べたら、大したことない』と思っているレベルでも、他者からしてみたら、信じられないことをされていることだってあります。
あなたは、他者から利用されていませんか?
モラハラ被害者の人の好さ
モラハラ被害者になりやすい人の特徴として、真面目で優しくて、責任感が強く、面倒見が良い人が挙げられます。
そして、優しすぎるために、自分を犠牲にして他者を優先させることも厭わないところがあります。
あなたは、自分さえ我慢すれば丸く収まる場面で、自分の意思を抑え続けることも平気なタイプではありませんか?
特に悪いことをしていないのに「すみません」とよく謝っていませんか?
『あの人、今日機嫌悪いなあ・・・』と、他人の顔色を窺う癖がありませんか?
アンテナを張り続けて気を遣ってばかりいるから、一日の終わりには大きく消耗する毎日。
自分への自信のなさ、他人軸な考え方。それが、ハラスメントを引き寄せる特徴なのです。
優しさを利用する人
世の中には、他人を利用して自分の機嫌をとったり、自分の負担を軽くしたりしようとする人もいます。
そのような人たちは、モラハラ被害者のような、優しくて穏やかな人たちに寄ってきて、搾取できるかどうかを判断し、その人の好さに付け込んでいきます。
『あの人なら、多少無理を言っても、引き受けてくれる』
『あの人は、お願いすれば断らないから、何でもやってくれる』
周りから、そのように思われている気がする方は、おそらく多かれ少なかれ搾取されている方でしょう。
モラハラ夫をはじめ、人を利用しようと近づいてくる人たちは、優しくて自己主張をせず、自信を持てない人を嗅ぎつける嗅覚が鋭いようです。
よく考えてみれば、はっきりと意見を主張する方に、ずるい人は寄っていかないですよね。
人を利用しようともくろむずるい人たちは、相手を選んでいるのです。
対処法
それでは、どのように対処すれば良いのでしょうか。
まず、搾取する人たちから、離れることが可能であれば、物理的に離れましょう。
引っ越す、退職する、連絡をしないなど、関係を持たないことを心掛けることです。
離れることができない場合には、
・できないことは断る、もしくは交換条件を出すこと
・機嫌が悪い人を見ても、それは相手の問題であると割り切ること
・相手はその程度の人間なのだと理解し、極力関わりを減らすこと
を心掛けたいものです。
急にすべてをできるようになる必要はありません。少しずつ、心掛けていくことが重要です。
『お願いすれば何でもやってくれる人』『機嫌をとってくれる人』『都合の良い人』のようなレッテルを少しずつ外していくことができれば、相手からの見られ方も変化してくるはずです。
まとめ
今回は、モラハラ被害者の人の好さと、それを利用してくる人たちへの対処についてお話ししました。
親しみやすく、穏やかで柔らかい雰囲気が漂うあなた。それは魅力でもあります。
しかし、それに付け込む人間がいるのも確かです。
あなたの魅力はそのままに、ずるい人への対処を知っておけば良いのです。
距離をとるべきは、搾取してくる人。
あなたの優しさに救われる人だって多くいるのです。
そして、それを自信に思いましょう。
お役に立てると嬉しいです。