【モラハラとの関連】対人関係におけるギバー・テイカー・マッチャーとは?

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「ギバー」「テイカー」「マッチャー」という言葉を耳にしたことはありますか?

これらは、世の中の人間を3タイプに分けた概念です。

それぞれのタイプは、具体的にどのような思考や行動をとるのでしょうか。

モラハラ加害者・モラハラ被害者は、いったいどのタイプに当てはまるのでしょうか。

また、成功するタイプや失敗するタイプは、どのタイプなのかについても、一緒に見ていきましょう。

タイプ別の割合


ギバー・テイカー・マッチャーという3つのタイプ。

これは、組織心理学者のアダム・グラント氏が提唱した概念です。

それぞれ、どのくらいの割合で存在していると思いますか?

答えは、ギバーは3割弱、テイカーは約2割、マッチャーが5割強です。

つまり、世の中の半分以上の人は、マッチャーと言うことになりますね。

ギバー

ギバーを表す『give』。つまり、与える人を指します。

他者に、惜しみなく利益を与えようとする人を、ギバーと言います。

与えるものは、『物』に限りません。

モラハラ被害を受けるような方は、その時間・労力を相手に与えているわけですので、ギバーに分類される方も多いのではないでしょうか。

テイカー

テイカーを表す『take』。つまり、とる人を指します。

ギバー・テイカー・マッチャーの中で、要注意人物といえばテイカーでしょう。

自分自身の利益を最優先し、人から与えられることが当然とする人を、テイカーと言います。

支配的で自己中心的。テイカーにとって、他者から与えられることは、当然のことです。

モラハラをするような人間は、他者が自分のために動いてくれることを当然のものとして享受していますので、テイカーに当てはまるでしょう。

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マッチャー

マッチャーを表す『match』。つまり、調和を大切にする人を指します。

ときに与え、ときに受け取ることについて、バランスを重視するのが、マッチャーです。

誰かから何かを与えられれば、お返しをしたいと考えるし、自分が誰かに何かを与えたときには見返りに期待します。

このタイプが、世の中の半数を占めていることになります。

失敗するタイプとは?

ギバー・テイカー・マッチャーの中で、一番失敗しやすいタイプは、どのタイプだと思われますか?

一番失敗しやすいのは、ギバーです。

自己犠牲をしてまで他者に与えてしまうギバーは、利用され、搾取されます。

このタイプのギバーを、『自己犠牲型ギバー』といいます。

モラハラ被害を受けやすい方は、自己犠牲をしやすいタイプです。

自分のことを後回しにして他者からの頼まれごとを優先してしまい、結果的に自分を苦しめることになるような経験が多い方は、自己犠牲型ギバーかもしれません。

自己犠牲をすることにより他者に惜しみなく与えていては、あなた自身の成功への道のりは、遠く険しいことでしょう。

自分が自己犠牲をしているという事実に気づくことが、第一歩です。

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成功するタイプとは?

それでは、ギバー・テイカー・マッチャーの中で、一番成功しやすいタイプはどのタイプなのでしょうか。

一番成功しやすいのは、ギバーです。

ここで、ひとつ疑問が湧きますね。

一番失敗しやすいのがギバーだったのに、一番成功しやすいのもギバーなのか、ということです。

成功するギバーは、自己犠牲をして他者に与え続ける人ではありません。

他者に貢献し続けることにより、他者からの協力や信頼が得られるようになったり、自分自身の成長に繋がったりします。

このように、他者に惜しみなく与えることでwin-winとなる状況になるのが、成功するギバーなのです。

このタイプのギバーを、『他者志向型ギバー』といいます。

他者に奉仕することに喜びを見出し、惜しみなく与える。

結果として、自分の成功に繋がっていくのです。

そこに、自己犠牲は必要ありません。

自分を犠牲にすることで、他者から搾取されるギバーではなく、他者を支援することに喜びを感じ、自他ともに幸せである状態を創ることができるギバーでありたいものですね。

まとめ

今回は、対人関係におけるギバー・テイカー・マッチャーの3タイプの概念と、モラハラとの関連についてお伝えしました。

あなた自身は、どのタイプに当てはまると思われましたか?

また、身の回りの人を当てはめてみるのも面白いですよ。

もしあなたが、現在自己犠牲型ギバーであり、今後幸せな成功を望むのであれば、他者だけでなく、自分のことも大切にすることが必要です。

身の回りに潜む、テイカーには十分ご注意くださいね。

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お読みいただき、ありがとうございました。

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