身のまわりで、たまに耳にする『夫源病』。
聞いたことがない方も、いらっしゃるかもしれません。
あなたがもし、夫からモラハラ被害に遭っているとしたら、『夫源病』の可能性も大いに考えられます。
当てはまるかどうか、確認してみましょう。
夫源病(ふげんびょう)とは?
『夫源病』とは、夫が源となる病。
つまり、夫の言動が原因となり、妻のストレスが増大することによって生じる、妻の心身の不調を指します。
・動悸・息切れ
・胃痛、吐き気
・頭痛、めまい
・気分の落ち込みや不眠
など、症状は人それぞれです。
症状が出やすいのは、夫の帰宅時や、夫から嫌味を言われたとき、夫が不機嫌なときなどです。
夫が不在の場合には、症状が出ないのも特徴です。
妻を夫源病に追い込む夫の特徴
夫の、どのような言動が、妻に夫源病をもたらしてしまうのでしょうか。
妻を夫源病に追い込む夫の特徴は、以下のとおりです。
・妻への配慮がなく、自己中心的である
・妻の話を聞いておらず、妻に対して無関心である
・他者と比較するなどして、妻の家事に嫌味を言う
・「誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ」「お前は家にいるだけで気楽だよな」など、妻を見下す発言が多い
いかがでしょうか?
特徴を見て、モラハラ夫を思い浮かべた方も、少なくないのではないでしょうか。
このような、モラハラ夫の言動の積み重ねが、妻のストレスを増大させる原因になるのです。
夫源病になりやすい妻の特徴
それでは、いったいどのようなタイプだと、夫源病になりやすいのでしょうか。
夫源病になりやすい妻の特徴は、以下のとおりです。
・完璧主義で、人に頼ることが苦手なタイプである
・自分さえ我慢すればよいと考えがちである
・自己肯定感が低く、自己否定に走ってしまうことが多い
・主婦歴が長いなど、経済的に自立できる気がしない
・真面目で責任感が強く、面倒見が良い
・他者に依存傾向である
・誰に相談して良いかわからない
こうして見てみると、モラハラ被害者の特徴と似ていますよね。
モラハラ被害者は、モラハラ被害に遭いながらも、自分でも自分を責める方向に考えやすい傾向があります。
そうしてストレスが増大した結果、心身の不調をきたしてしまうという結果になりやすいと考えられます。
夫源病にならないための対処法
ひとりで抱え込む必要はありません。
心身に何らかの不調が現れているのであれば、受診・カウンセリングなどで、現状の把握と辛い気持ちの吐露が必要です。
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また、家庭において、必要以上に我慢しないようにしましょう。
生きていく道は、いくらでもあります。
モラハラ夫は、縋り付くほどの男ではありません。
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離婚について知識を得たからと言って、すぐに離婚する必要もありません。
知識を得ておくことで、『いざというときには離婚できる』と言う気持ちが生まれ、強くなれます。
まずは、モラハラ夫に依存しなくても、生きていけるのだという自信を身につけましょう。
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そして、夫の機嫌をとらないようにしましょう。
必要以上に面倒を見る必要も、ありません。
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モラハラ夫の行動の責任は、モラハラ夫に回帰するようにしましょう。
まとめ
今回は、『夫源病』になりやすいタイプの特徴と、対処法についてお伝えしました。
心と身体は、繋がっています。
モラハラ被害者は、我慢強い人が多いですが、日々のストレスの積み重ねが、体調不良に繋がってしまうことを知っておいてください。
ホルモンバランスが乱れやすい女性。
体調不良が起きても、『いつものことだ』と、つい軽視してしまいがちです。
あなたの体調不良の原因は、ホルモンの影響ではなく、夫かもしれません。
原因が違えば、対処法も違いますので、しっかり見極めていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。