『モラハラ夫と離婚したい』と思うに至っても、今後の生活を考えれば考えるほど、不安は尽きませんね。
家や車など、支出の大きいものは特に、悩ましい問題です。
シェルターや県営住宅、市営住宅など、聞いたことはあるけれど、いったいどんなところなのか、イメージがつかないと、なかなか行動に移しにくいですよね。
せっかく気持ちが固まってとしても、生活のめどが立たないことには、踏ん切りもつかないものです。
今回は、離婚後の生活について、考えていきたいと思います。
離婚後の住む場所
今住んでいる家が、持ち家なのか賃貸なのか、そして現在住む家に今後誰かが住み続けることになるのか。
また、あなたの住みやすい地域なのか、モラハラ夫との距離はどうなのか、いざというとき誰かの支援を受けられるのか、など、考えるべきことはたくさんあります。
私の場合、シェルター・実家・賃貸を経験しています。ほかにも、県営住宅や市営住宅という手もありますね。ひとつひとつ、見ていきたいと思います。
シェルター(母子寮)
私がシェルターに入ったのは、数日間でした。シェルター(母子寮)は、市役所の窓口に問い合わせて、すぐに対応していただいたので、早めに入ることができた覚えがあります。
私が入ったところは、古めの建物で、畳のお部屋でした。調理する場所やお布団やテレビは備え付けられていたため、最低限の荷物があれば生活ができそうでした。
お風呂は、共同のお風呂でしたが、時間をずらして入っていたため、他の人と一緒になることはありませんでした。洗濯機も、共同で時間をずらして使用していました。
初めて入居した日、母子寮に住んでいらっしゃる方から、手料理を差し入れていただきました。
その方とお話したわけではないのですが、シェルターに入る方たちは、似た境遇ということで、助け合いの気持ちが大きい方も多いのかもしれません。
実家
月々の支払で、特に大きな出費を占める家賃の支払いがなく、食費や光熱費がかからないことを考えると、経済的にメリットが大きいのが実家です。
また、働き始めると、やはり支援が必要になることもあります。
実家だと、協力体制があるため、安心して仕事に行くこともできます。
ただ、実の親とはいえ、価値観は異なるもの。
子育てについて意見が対立したり、家事の分担や、月々いくら実家にお金を入れるのかなど、もめたりすることもありました。
経済的に安定するまで実家の協力を得る、またはお金はかかっても、実家の近くの物件に住むなど、自分の中での線引きをして、距離感を考えていくのが良いと思います。
賃貸物件
私は、自分の仕事先に合わせて、引っ越しをしています。通勤時間が短いと、その分家事の時間をとることができたり、誰かの協力をあおぐ必要がなかったりなど、メリットが大きかったからです。
賃貸物件を探すには、いくつか不動産屋をめぐることをおすすめします。毎回いくつかの不動産屋に相談していますが、いろいろ相談していると、話のテンポなどがしっくりくる担当者がいるものです。
私は、最初の転居の際は無職でしたが、不動産屋の担当者に相談し、事情を説明したうえで、その担当者からいくつか方法を提示してもらい、スムーズに契約に至ることができました。
無職だから契約は難しいだろう、と諦めてしまうのではなく、まずは状況を相談してみてくださいね。
ちなみに私は、不動産サイトの情報をまとめて検索できるgoo不動産のアプリをよく見ています。
よかったら参考にされてくださいね。
市営住宅・県営住宅
賃貸物件に住むよりも、家賃を抑えて住むことができるのが、市営住宅と県営住宅です。
住むためには抽選に応募する必要がありますが、ひとり親世帯は、当選確率を高くしてくれるなど、優遇してもらえるケースもあるようです。
家賃は、所得に応じて計算されるようなので、一概にいくらとは言えませんが、賃貸物件に住むよりは安く抑えられそうですね。
デメリットとしては、当番などの制度があることです。また、私の場合は、場所が住みたい地域から離れていたこともあり、候補から除外しました。
住みたい地域に市営住宅や県営住宅があり、当番などがあっても苦でない方は良い方法かと思います。
離婚後の自家用車
次は、車について、考えていきたいと思います。
現在お車をお持ちの方は、車ありきの生活が当然のものとなっており、『車がないと生活できない』と思っていませんか?
車は、持っているととても便利ですよね。
しかし、車がなくとも、意外と不便ではないものです。
車を所有すると、車のローンまたはリース料、駐車場代、保険、車検費用、ガソリン代・・・お金がかさみますよね。
その分が余裕資金になると考えれば、離婚後の生活も、それほど逼迫したものではなくなるかもしれませんね。
もし、離婚後の仕事が決まったら、その仕事先の近くに住めないかということを検討してみてください。
徒歩または自転車、もしくはバス1本で行ける場所に住めたら、通勤時間を圧倒的に減らし、なおかつ運転する必要がないと、その時間を有効活用できることもあります。
通勤は車じゃなくてもいいけど、休日どこにも行けない・・・と思われる方は、休日どこに行こうとお考えですか?
都会に出たいなら、電車で何駅かで都会につく駅の近くに住んでみたり、お買い物ならネットスーパーなど宅配してくれるサービスを利用してみたり、たまに車が必要な場所に行きたいだけなら、カーシェアやレンタカーという手もあります。もしくは、割高に感じますが、タクシーでも良いのです。
こちらの記事も、合わせてご参考にされてくださいね。
お買い物や料理の時短の味方!ネットスーパー・食材宅配サービスのすすめ
タクシーは、以前は電話をかけてもなかなか思うように捕まえられなかったりすることもありましたが、今はアプリで便利に呼ぶことができます。
タクシーを呼ぶと、アプリから近くにいるタクシーに連絡が行き、あとどの程度で到着するかの目安時間を教えてくれたり、支払いもカードを登録しておけば引き落としてくれるので、急いでいるときもタクシーでの支払いに時間をとられることはありません。
タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》こちらも、よかったら参考にされてくださいね。
まとめ
今回は、離婚後の住む家と、自家用車についてお伝えしました。
支出を抑える工夫をすれば、生活を圧迫することなく、自由な生活ができます。
家や車は、家計を占める割合が大きいものです。小さな節約を積み重ねるよりも、簡単に出費を抑えることができるので、日々の生活も我慢に我慢を重ねるような生活はしなくて済みます。
色々な方法がある、ということを知っていただくだけでも、これからの選択の幅が広がることと思います。
参考になればうれしいです。