うちの夫は、モラハラ夫に当てはまる部分が多くあるけど、優しいときもあるから、モラハラ夫ではないかもしれない・・・
あなたは、そう思っていませんか?
モラハラには、サイクルがあります。いつも暴言ばかりで怒ってばかり、というわけではありません。
モラハラ夫は、自分の機嫌や都合に合わせてモラハラしたりしなかったりするということです。
あなたが感じる夫の優しさ、それは心からの優しさですか?
蓄積期
モラハラ夫が、ストレスを溜めている期間です。
あなたに対するストレスというわけではなく、自分の周りの人間関係、仕事、そのほか様々なストレスを溜めている状態です。
モラハラ夫は、自分が『自分よりも弱い』と認定した人にしか、強く当たることができないことや、心の奥では自分に自信がないが、自信があるように振る舞うことでしか自己を保てないことなどから、ストレス状態に晒されることが多いのです。
爆発期
蓄積期に溜めたストレスを爆発させる期間です。
あなたを強く罵倒したり、暴言を吐いたり、大声で恫喝したりすることで、溜まったストレスを発散させている状態です。
あえて傷つく言葉を選び、心をえぐってくるのはこの時期です。被害者が離婚などを考えるのは、爆発期のモラハラ夫を見たときですね。
でも、誰彼構わず怒っているわけではないはずです。痛めつける相手を選んで、選んだ相手にのみ、虐待を繰り返しているのです。
虐待の相手は、妻だけではない場合もあります。子ども、部下など、自分より立場の弱い者とモラハラ夫が認識すれば、少しずつ虐待の程度を強くしながら様子を見つつ、虐待を繰り返します。
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ハネムーン期(安定期)
ここで出てくるのがハネムーン期(安定期)です。
人が変わったように、優しくなる時期です。
優しく声かけをしてくれたり、欲しかったものをプレゼントしてくれたり、涙をながしながら謝罪をしてくれたり・・・
「ごめん」「反省している」「もう絶対にしない」「君のことが大切だから」など、落ち込んだ様子で言ってくることでしょう。
被害者は、『やっとわかってくれたのね』と思いますが、上で述べた優しさは、モラハラ夫の都合で演技しています。
モラハラ夫は、演技しているつもりはありません。心から、反省しているつもりでいます。要は、その場しのぎができれば良いのです。
なので、その演技が功を奏しない場合には、すぐさま手のひらを返すことも。
被害者に優しくすれば、丸く収まることがわかっているから優しくしている、ということです。
そうして、被害者を丸め込んだ後は、また蓄積期に戻り、サイクルは循環していきます。
まとめ
一時的に優しくなる、モラハラ夫。反省したわけでも、改心したわけでもありません。
また、蓄積期→爆発期→ハネムーン期(安定期)のサイクルに戻っていきます。
身体的DVを受けている人が、「この人は本当は優しい人だから」「やっぱり私が傍にいてあげないと・・・」と言っていることがありますね。
それを見て、『そんなわけないのに・・・』と思っているあなた。
モラハラも精神的DVと言われていて、上記のサイクルは身体的DVと同じものです。
心の傷は、誰にも見えません。あなたの心は、傷だらけではありませんか?
自分の身体も精神も、守ってあげられるのは自分次第です。
もし、逃げようと思われる場合には、事前準備をして安全を確保した上で逃げてくださいね。
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